何でも質問箱

2026年09月14日号
審査部審査番号号

リフレ政策とは?

デフレ状態から脱却し、過度なインフレにならない程度の水準まで物価を引き上げるために、金融政策や財政政策を実施することです。

リフレ政策の理論的ベースとなっているのが「貨幣数量説」と「フィッシャー方程式」です。「貨幣数量説」は《貨幣供給量 × 流通速度 = 物価 × 実質GDP(国内総生産)》という式のもと、生産量が一定であれば、貨幣供給量を増やすことで物価を上げられると考えました。1930年に米国の経済学者フィッシャーが唱えた「フィッシャー方程式」では《実質金利 = 名目金利 ― 期待インフレ率》という数式が示されました。名目金利が一定である場合、期待インフレ率を上げれば実質金利を下げることが可能であるという考え方です。つまり、実質金利を低下させることにより、個人消費や企業の設備投資などが促進され、物価上昇や景気回復、ひいてはデフレ脱却へ向かうと考えられるわけです。

2013年、当時の安倍首相が掲げた経済政策「アベノミクス」がリフレ政策として有名です。三本の矢として①大胆な金融政策、②機動的な財政政策、③民間投資を喚起する成長戦略を推進しました。特に①では日銀による異次元緩和(大量の国債やETFを買い入れることで市場に資金を供給)や、2年間で年率2%のインフレ目標を導入など、②では大規模な公共事業(国土強靭化)などを推進し、デフレ経済からの脱却を目指しました。

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