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2026年08月10日号
審査部審査番号号

キャッシュバーンとは?

一定期間における企業の現金の消費・減少の程度を示す指標のことです。

現金(Cash)を企業を走らせる燃料にたとえ、現金を燃焼(Burn)させるペースに着目するもので、資金余力や経営の持続可能性を把握するために用いられます。単なる損益計算上の赤字ではなく「現金がどれだけ減っているか」、「その減少が事業の赤字補填によるものか、成長投資によるものか」などを判断するための材料になります。

キャッシュバーンはフリーキャッシュフロー(FCF)と関連して語られることも多いです。FCFは「営業キャッシュフロー(本業によって生み出した現金) -- 設備投資」で計算されるため、設備投資が大きい企業では営業キャッシュフローが黒字でもFCFが赤字になります。実際に一部の米大手IT企業ではAIインフラへの巨額投資によってFCFが赤字となり、株式市場ではキャッシュバーン(≒現金流出)への警戒が高まりました。もっとも、この場合は本業が不調のために現金を燃やしているのではなく、成長のための戦略的投資が一時的に現金を減らしている状態といえます。

キャッシュバーンはあくまで"現金の流出"に着目するものであり、PL(損益)では見えない経営のリアルを映し出す指標と言えるでしょう。

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