何でも質問箱

2026年06月29日号
審査部審査番号号

外国為替資金特別会計(外為特会)とは?

過度な円安や円高を是正する為替介入に使うことを目的とした国の特別会計のことです。

一般会計が税収を基に社会保障や教育、防衛など基本的な国家運営の中心的な会計であるのに対し、特別会計は特定目的に限定して資金を管理する独立した会計で、外為特会はその中でも為替政策に特化した仕組みです。

政府は政府短期証券(FB)を発行して円を集め、それを原資にドルを買うことで外貨準備を積み上げてきました。保有外貨は主に米国債など安全性の高い資産で運用され、保有外貨資産の利子収入等(歳入)とFBの利払い等(歳出)の差額である毎年度の剰余金は、一部を外為特会の運用資金に組み入れ、残りを一般会計や翌年度の外為特会の歳入に繰り入れています。衆院選の演説で高市首相が足元の円安を巡り「外為特会がホクホク状態」と発言し議論となりましたが、これは円安による為替差益や金利収入で、外貨資産の評価額が増加しているためです。増加する外為特会の外貨資産を巡っては、含み益を財源に活用する議論が度々されていますが、外貨資産を円へ交換することは事実上の為替介入になるため、ハードルが高く困難であると言われています。

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