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掉尾の一振（とうびのいっしん）とは？

株式市場において年末に株価が上昇しやすいという現象を指す言葉です。

　もともと「掉尾」とは物事の終わりに勢いを増すことを意味し、「一振」はきっぱりととり払うといったニュアンスを持ちます。つまり、「掉尾の一振」とは年末の最後の局面で株価が力強く上昇する様子を表現した相場格言です。
　この現象は特に12月の後半、クリスマス休暇明けから大納会までの期間に見られることが多く、投資家の間では「年末ラリー」や「クリスマスラリー」とも呼ばれることがあります。背景には年末に向けての売り圧力の一巡や新年相場への期待感、機関投資家による「ドレッシング買い」（保有銘柄の見栄えを良くするための買い）などがあるとされています。