何でも質問箱

2025年05月19日号
審査部審査番号号

機械受注統計とは?

機械メーカーが受注した設備投資用の機械の受注額を集計した経済指標です。

機械受注統計は内閣府が毎月公表している経済指標であり、日本の企業が設備投資を行う際の動向を把握するために活用されます。この統計では、機械等製造業者が受注した設備用機械類の状況を調査し、民需・官公需・外需・代理店別の需要者分類や業種別の受注動向を分析しています。特に「船舶・電力分を除いた民需」は企業の設備投資の先行指標として重要視されており、日本の景気動向を予測する際の手がかりとなります。この指標は企業の生産活動や市場の活発さを示し、政府や金融機関、投資家が市場の動向を分析する際に役立つものです。

また、機械受注統計は株式市場に影響を与えることがあります。企業の設備投資が増加すると生産拡大が期待され、業績向上につながるため、株価にプラスの影響を及ぼすことがあります。一方で、受注が減少すると企業の設備投資意欲の低下を示し、景気の不透明感が強まるため、株価にマイナスの影響を与える可能性があります。なお日本の機械メーカーの輸出先として中国が多いため、中国の景気動向にも左右されやすいという特徴があります。

資料請求
店舗案内
セミナー情報

カスタマーセンター
0120-310-273
受付時間:月~金 8:30~17:00/土・日・祝日を除きます