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デジタル証券とは？

有価証券の権利をトークン（財産的価値）化したものです。

株式や社債などの有価証券に表示された権利を、ブロックチェーン（分散型台帳）技術などを使い、小口化したり移転したりすることができるようにしたものを指します。2020年春施行の改正金融商品取引法で「電子記録移転権利」と規定され認められました。理論的にはどんな財産でも組成が可能であり、法的には各社で販売することも可能です。また株式と比べて発行条件が緩く、新たな資金調達の手法としても注目されています。

デジタル証券を売買する市場（PTS市場）の準備も進展。11月中旬にPTS開設に必要な金融庁への登録・認可の変更手続きが完了したと発表されており、12月25日から2銘柄の売買が開始される予定です。今後は航空機や船舶、ウイスキーなどを裏付けにしたデジタル証券が続々と誕生するとみられています。流通市場の成熟化が進めば参入する投資家や企業の数が増え、ビッグマネーが動く莫大な市場が形成される可能性も高いため、デジタル証券の波及が期待されています。