何でも質問箱

2023年11月06日号
審査部審査番号号

日本の物流業界を救う可能性を秘めている取り組みとは?

モーダルシフトです。

世界的なSDGs への流れや地球温暖化、2024 年問題(トラックドライバーへの時間外労働規制、生産年齢人口減、ドライバー不足)を背景にモーダルシフトが注目されています。モーダルシフトとは、トラック等の自動車で行われている荷物の輸送を、環境負荷の少ない船舶や鉄道へ切り替えることを指します。日本ロジスティクスシステム協会によると、2015 年に76 万人いた貨物運送のドライバーは30 年には3 割減ると試算されています。モーダルシフトを推進することで、トラックドライバー不足(労働力不足)の解消、CO2 排出量の削減、長距離輸送の物流コスト削減などのメリットが挙げられることから期待されています。

一方で、短距離ではコストが増大するほかタイムリーな輸送や非常時のルート変更が困難などの課題もあります。モーダルシフトは、2021 年に閣議決定された総合物流施策大綱(2021 年度-2025 年度)で柱の1 つとして位置づけられるなど、物流の社会的問題を解決できる有効な取り組みとして推進される見込みです。

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