何でも質問箱

2023年10月16日号
審査部審査番号号

空の脱炭素を目指す再生航空燃料(SAF)の特徴とは?

化石燃料と比較して二酸化炭素の排出量を大幅に削減できます。

カーボンニュートラル社会の実現に向けた取り組みや、深刻化する気候変動問題の影響もあり、持続可能な航空燃料であるSAFSustainable Aviation Fuel)が注目されています。SAFは、植物などのバイオマス由来原料や廃食油などを原料としており、原材料の生産・製造・燃焼の工程で既存のジェット燃料と比べ二酸化炭素排出量を最大約8割削減可能。また、既存のインフラをそのまま活用でき、安定したエネルギー源になる可能性を秘めています。一方で主な原料とされる廃食油は約3割が海外に輸出されており、それを原料としたSAFを輸入しています。また、廃食油の世界的な需要の高まりを受け供給量が不足、価格が高騰しているため安定的なSAF原料の確保が急務となっています。

政府は2030年時点において、「日本の航空燃料使用量の10%をSAFに置き換える」という目標を策定。50年には国内市場規模が約23000億円に拡大する見込みと試算されており、引き続き今後の動向に注目が集まります。

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