何でも質問箱

企業のDX化推進に伴って期待されるHRテクノロジーとは？

主にITを活用して人事労務領域の業務改善を図るサービスです。

HRテクノロジーは、HR（Human Resources：人的資源）とテクノロジーを合体させた造語でAIやクラウド、RPA（ロボットによって事務作業を代行、自動化する技術）などを融合させることにより、人事・労務分野で課題を解決するサービスとして期待されています。HRテクノロジーの活用が進んでいる背景としては、少子高齢化による人材不足、働き方改革の影響によるワークライフバランスの多様化、終身雇用崩壊による雇用の流動性の高まりが挙げられます。

従来の人事管理業務は非効率な作業が多いことが課題となっていましたが、HRテクノロジーの導入で人事業務の効率化（勤怠管理・給与計算・採用）、コスト削減（残業代・人件費・ペーパーレス化）の効果を見込めるなどのメリットがあります。

現在、日本のGDPの約７５％はサービス業が占めています。個々人の価値の最大化、社員のエンゲージメント（深いつながりを持った関係性）の向上は企業の業績を伸ばすために必要不可欠であるため、その鍵を握るHRテクノロジーの今後の動向には注目が集まります。