取引の方法とコスト

外国株式には、「現地委託取引」「国内店頭取引」「国内委託取引」の3つの取引方法があります。
また、外国株式等のお取引をするには、「外国証券口座」の開設が必要です。

現地委託取引 お客さまからの注文を、海外の証券取引所・市場に取り次ぐ委託取引

取引方法
  • 当社がお客さまの注文を、現地証券会社を通じて、海外の証券取引所・市場に売買注文を取り次ぐ委託取引です。
約定日・受渡日
  • 海外での売買のため、発注日の翌営業日が約定日(約定金額・為替・受渡代金の確定)となります。受渡日は約定日から起算して3営業日目となります。
決済方法
  • 外貨決済または円貨決済
    円貨決済の場合、約定日に当社が提示する適用為替レートで換算します。
手数料
  • 国内取次ぎ手数料(税込)
    現地約定金額(円換算金額)の一律2.2%となります。
    最低手数料は買付注文の場合5,500円、売却注文の場合は現地約定金額(円換算金額)の2.2%となります。

国内店頭取引 証券取引所を通さず、お客さまと当社が、当社の提示する価格で行う相対取引

取引方法
  • 日本国内において、当社が提示する売り/買いの仕切価格で売買を行います。
約定日・受渡日
  • 日本国内での売買のため、発注日が約定日となります。受渡日は約定日から起算して3営業日目となります。
売り/買い
仕切価格
  • お客さまに提示する売り/買い仕切価格は、前日の取引所価格などを基準に合理的かつ適切な方法で算出した社内基準価格を仲値として、仲値と売り/買い仕切価格との差がそれぞれ2.2%(手数料相当額)となるように設定した価格です。
決済方法
  • 外貨決済または円貨決済
    円貨決済の場合、約定日に当社が提示する適用為替レートで換算します。
手数料
  • 仕切価格には手数料相当額が含まれているため、別途手数料は頂戴しません。

国内委託取引 国内の証券取引所に上場している銘柄の注文を取り次ぐ委託取引

取引方法
  • 国内の証券取引所に上場している外国株式の売買注文を取り次ぐ委託取引です。
約定日・受渡日
  • 日本国内での売買のため、取引注文が成立した日が約定日となります。受渡日は約定日から起算して3営業日目となります。
決済方法
  • 国内株式と同様に、円建てで行われます。
手数料
  • 国内株式委託手数料と同様になります。詳細はこちら

外国上場株式の税制

外国上場株式の税金は原則として日本株と同様、売却益と配当金に掛かります。

1.売却益に対する税金
外国上場株式の売却益は、日本株と同様に原則20.315%(所得税および復興特別所得税15.315%、住民税5%)の税金がかかります。ただし、外国上場株式の売却損益は、為替差損益も含めて計算されます。

2.配当金に対する税金
外国上場株式の配当金は、外国の所得税がかかります。米国株の場合、10%の税率が課税されます。国内では、外国の所得税控除後の金額に対し、売却益と同様に原則20.315%(所得税および復興特別所得税15.315%、住民税5%)の税率が適用されます。
なお、国内と外国との二重課税になるため、外国で課税された税額については、確定申告により外国税額控除の適用を受けることができます。

上場外国株式の配当の税金(外国税額控除)

【国内の証券会社の場合】
外国上場株式の売却損失がある場合は、上場株式等の譲渡益や申告分離課税を選択した配当所得と損益通算ができ、確定申告を行うことで最長3年間の繰越控除も適用可能です。
また、外国上場株式の配当金は、総合課税を選択した場合でも「配当控除」は適用されませんのでご注意ください。

― NISA口座で外国上場株式に投資する場合 ―

1.売却益に対する税金
NISA口座で保有する外国上場株式の売却益は、日本株と同様に非課税となります。

2.配当金に対する税金
NISA口座で保有する外国上場株式の配当金は、国内では日本株と同様に非課税ですが、外国の所得税はかかります。米国株の場合、10%の税率が課税されます。国内では課税されないため外国税額控除は適用されません。

日本株と同様に、NISA口座では売却益は非課税のため、損益通算や繰越控除はできませんのでご注意ください。

金融商品などの取引に関するリスクについて

金融商品をご投資いただく際には、価格等の変動による損失が生じるおそれがありますので、金融商品等の取引に際しては、当該商品等の契約締結前交付書面等をよくお読みください。

詳細はリスク・手数料等説明ページをご覧ください。

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