「水戸ファンドラップ」関連用語集(五十音順)

「水戸ファンドラップ」に関連する専門用語や金融用語を更新、簡潔に解説しております。内容につきましては更新日時点のものです。今後、用語の追加および修正を随時行ってまいります。

【あ】

アクティブ運用
運用の意思決定において、ファンドマネージャーの主観的判断が入った積極的な運用のこと。ベンチマークを設定しているファンドにおいては、ベンチマークのリターンを上回るリターンを目指すことが運用目標となります。(⇔パッシブ運用)
アセットアロケーション
投資における資産配分のこと。投資のリスクを低減させる目的で、投資資金を複数の異なった資産(アセット)クラスに配分(アロケーション)して運用を行います。

①SAA:ストラテジック(戦略的)アセットアロケーション
 長期的視点に立ち、投資の基準となる資産配分いわゆる基本ポートフォリオを決定する手法。一般に統計的手法を用い、リスクの最小化およびリターンの最大化を図ります。

②TAA:タクティカル(戦術的)アセットアロケーション
一定の投資尺度・判断に基づいて、短・中期的な視点から資産配分を変更していく手法。
水戸ファンドラップでは、SAAをベースにTAAを併用して運用を行っています。

アセットミックス
アセットアロケーション(資産配分)を行った結果として決定された資産ごとの構成比率(資産配分比率)のことです。
アローワンス
SAAで決定した各アセットの資産配分ウェイトの上下限のこと。これに達した場合、水戸ファンドラップでは原則としてリバランスを実施します。
アンダーウェイト
ある資産クラスのウェイトがSAAで決定されたウェイトに対し低くなっている状態のこと。TAAを行うことにより意図的に低くする場合と、資産価格の変動により結果的に低下する場合があります。(⇔オーバーウェイト)
安定性資金
個人金融資産のうち、元本割れリスクを極力抑え、安定的なリターンを期待する資金のことです。
投資対象例:債券など
インタビューシート
リスク許容度判定をご参照ください。
インデックスファンド
基準価額が特定のインデックス(ベンチマーク)の値動きと連動することを目指すよう構築されたファンドのこと。パッシブファンドとも言います。
運用コース
水戸ファンドラップでは、お客さまの投資スタンスやリスク許容度などに応じて、安定型、やや安定型、中立型、やや積極型、積極型の5つの運用コースがあります。
運用提案書
投資提案書をご参照ください。
運用哲学(投資哲学)
資産運用会社の根幹を成す運用に関わる基本理念のことで、水戸ファンドラップの運用哲学は以下のとおりです。
「お客さまの知識、ご経験、財産の状況、投資目的、リスク許容度、投資期間およびその他の制約項目を考慮して、長期的視点に立った戦略的アセットアロケーション(SAA)をベースにお客さまの基本ポートフォリオを構築します」
運用パフォーマンス
投資における運用成績または過去の価額推移のことです。
運用報告書
運用成果や取引明細、資産残高などの内容で定期的に作成されお客さまに送付される報告書のこと。水戸ファンドラップでは3、6、9、12月の各月末を基準日とし、四半期ごとに作成しお客さまに送付しています。
運用報酬
報酬体系をご参照ください。
SAA
アセットアロケーションをご参照ください。
SMA
ラップ口座をご参照ください。
エマージング市場
新興国の市場。新興国の定義は様々ですが、例えば国民1人あたりのGDPが一定水準以下などの条件で規定され、中国、ロシア、ブラジル、インド、トルコなどは新興国に含まれます。
MRF(マネー・リザーブ・ファンド)
証券口座の入出金に応じ購入・売却される、換金性・流動性の非常に高い投資信託です。1円単位で入出金が可能と利便性が高く、水戸ファンドラップでは短期資金(キャッシュポジション)として日興MRFを組み入れています。法人のお客さまは、MRFはご利用いただけません。
お客さま専用ページ
水戸ファンドラップご契約のお客さまだけにご提供させていただいているインターネットサービスで、ファンドマネージャーの視点(マーケットの話題・注目点)、よくあるご質問、水戸ファンドラップ関連用語集、資産別リターン表などの情報をご覧いただけます。
オーバーウェイト
ある資産クラスのウェイトがSAAで決定されたウェイトに対し高くなっている状態のこと。
TAAを行うことにより意図的に高める場合と、資産価格の変動により結果的に高まる場合があります。(⇔アンダーウェイト)
オルタナティブ投資
オルタナティブとは、伝統的資産クラス(株式や債券)に対する代替資産という意味で使われます。水戸ファンドラップにおいては、ワールドリートとコモディティが該当します。

【か】

海外資産比率
ポートフォリオ全体に占める海外資産の割合のこと。水戸ファンドラップの運用は、8資産(8ファンド)と短期資金(MRF 法人のお客さまは現金)を組み合わせて行っていますが、このうち国内株式・債券および短期資金を除く6ファンドは海外資産に投資しており為替変動の影響を受けることになります。(→為替リスク)
為替リスク
運用資産がもつ為替変動に伴う価格変動リスクのこと。水戸ファンドラップの投資対象資産のうち、先進国株式、先進国債券、新興国株式、新興国債券、ワールドリート、コモディティに為替リスクが存在します。
基準価額
投資信託の純資産総額を受益権の総口数で割って算出される(概して1万口あたりの)時価評価額のことです。一般には「投資信託の単価」として認識され、日々の単価は新聞等で確認することができます。水戸ファンドラップでは、組み入れている投資信託個々の基準価額を基に、運用コースごとの基準価額を日々算出し管理しています。
期待リターン
過去の実績リターンや将来のシナリオ予測などをもとに算出される、将来期待される収益率のこと。
基本ポートフォリオ
一般的に、分散投資を行う上で基本となる資産構成比率のことを指します。水戸ファンドラップにおいては、長期的視点に立った投資の基準となる資産構成比率のことで、SAAにより決定されます。(→アセットアロケーション)
国際分散投資
分散投資をご参照ください。

【さ】

サービス内容説明書
水戸ファンドラップなど投資商品の概要をまとめた説明用資料のこと。
資産クラス
投資対象となる資産の種類(分類)のこと。
例)国内株式、国内債券、先進国株式、先進国債券、新興国株式、新興国債券、ワールドリート、コモディティ。
資産配分
アセットアロケーションをご参照ください。
四半期運用報告書
運用報告書をご参照ください。
ジャッジメンタルアプローチ
ファンドマネージャーの裁量(判断)により、投資の意思決定、アセットアロケーション、ポートフォリオ構築などが行われること。
収益性資金
個人金融資産のうち、インフレに強い金融商品等により目標とする運用成果を追求できる資金のことを指します。
投資対象例:株式、リート、コモディティなど
信託財産留保額
投資信託を売却する際にかかるコストのこと。ファンドの一部売却=現金化に伴い発生する売買コストの一部を売却されるお客さまに負担していただき、保有し続けるお客さまに負担が及ばないよう差別化する方針に基づいています。全てのファンドに存在するものではありません。
信託報酬
投資信託の保有時にかかるコストの一種。ファンドの運用・管理にかかる報酬で、投信委託会社、信託銀行、販売会社がそれぞれのサービスの対価として受け取ります。基準価額に対し定率で日割り計算され、基準価額から日々差し引かれます。
成功報酬
報酬体系をご参照ください。
相関係数
2つの資産または銘柄間の連動性(値動きの近似性)の強さを示す指標です。ある一定期間における両者のリターンの変化率のデータから算出され、-1~+1の間の数値で示されます。+1は完全相関(完全な連動)を表し、-1は完全逆相関(完全に反対の値動き)を表します。また、0に近いほど連動性が低いことを表しています。
相続時受取人指定サービス
水戸ファンドラップをご契約のお客さまが特約として付帯できるサービス。受け取る人をあらかじめ指定することで、お客さまに相続が発生した場合に簡単な手続きで水戸ファンドラップの換金されたご資金を受け取れます。

【た】

長期保有割引制度
報酬体系をご参照ください。
TAA
アセットアロケーションをご参照ください。
定時定額払戻
水戸ファンドラップの選択オプションの1つで、2カ月に1度(年6回)、奇数月の15日(休日の場合は前営業日)に定額を払い戻すサービスです。分配型をお好みのお客さまのニーズにお応えするほか、偶数月の15日に支給される年金の補完型サービスです。
投資一任契約
投資顧問業者(運用会社)が、お客さまから投資資産の運用に伴う投資判断の全部または一部の委任を受け、その運用(投資)を行う契約のこと。
投資顧問業
お客さまの資産運用について、専門知識に基づく投資または助言と管理を通じて資産づくりに関与する業務です。2007年9月に投資顧問業法は廃止され、金融商品取引法が施行されました。これに伴い、投資顧問業は一般的な呼称としては残っていますが、法制上は「投資運用業」および「投資助言・代理業」に改称されています。このうち投資運用業には投資一任業務、ファンド運用業務などがあり、投資助言・代理業には投資助言業務と代理・媒介業務があり、いずれの業務も法律に基づき金融庁の認可・登録が必要となります。
投資信託
投資家から幅広く集めた資金を、委託者が運用し信託銀行が管理する、いわゆる合同運用形式の金融商品のこと。一般にファンドとも言います。(→ファンド)
投資提案書
水戸ファンドラップでは、リスク許容度判定の結果をもとにお客さまに運用コースをご提案します。投資提案書には提案する運用コースのアセットアロケーション(資産配分)、期待リターン・リスクなどの内容を盛り込んでいます。
投資哲学
運用哲学をご参照ください。
取引報告書
水戸ファンドラップの運用開始時、増減額時ならびに投資判断の変更・リバランスにより組入資産の売買を行った際に作成される報告書のことで、約定日ごとにお客さまへ郵送されます。

【は】

ハイ・ウォーター・マーク(HWM)
成功報酬計算の際に、運用益を算出する基準となる価額のことです。HWMは、初回は契約金額ですが、その後は成功報酬(税込)を支払った後の運用資産の時価評価額になります。年1回の成功報酬算出時に、評価基準日の運用資産の時価評価額がHWMを上回っていなければ成功報酬はいただきません。(→報酬体系)
ハイリスク・ハイリターン
投資における意味は、高いリターンを得ようとするなら高いリスクを負わなければならず、リスクが高いということはすなわちリターンのブレが大きくなる(=予期せぬ大きな利益や損失となる可能性がある)ことになります。(→ローリスク・ローリターン)
パッシブ運用
ファンドマネージャーの主観的判断を排除し、ベンチマークに連動させることを目的とした運用スタイルのことで、インデックス運用とも呼ばれます。 (⇔アクティブ運用)
パフォーマンス
運用パフォーマンスをご参照ください。
ファンダメンタルズ
経済の基礎的条件のことで、景気などのマクロ指標面から個別企業の財務状況などのミクロ指標面までを包括的に捉えた概念です。
ファンド
本来「基金」「資金」を意味しますが、複数の投資家から集めた資金を用いて投資を行い、そのリターンを分配する仕組みのことを言います。一般的には投資信託を指しますが、それ以外の金融商品(投資組合など)も含まれます。(→投資信託)
ファンドマネージャー
金融資産の運用を行う専門家のこと。一般に投資信託委託会社や投資顧問会社などに属し、投資家から集めた資金(ファンド)の運用担当者のことを指します。広義では、機関投資家の運用担当者も含まれます。
ファンドラップ
ラップ口座をご参照ください。
分散投資
投資資金を複数の資産クラスまたは銘柄に分けて投資する手法のことで、とりわけ世界中の資産クラスに幅広く分散させる場合には「国際分散投資」と呼ばれます。これとは別に、投資時期やタイミングを分ける時間分散という概念も存在します。
ベンチマーク
ファンド(投資信託や年金基金)などが、運用を行う上での目安として、あるいは運用評価の際の比較基準として用いる特定の指数(インデックス)のこと。例えば、運用資産が国内株式であれば一般にTOPIX(東証株価指数)が代表的なベンチマークになります。水戸ファンドラップでは、各資産クラスのベンチマークを以下のように定めています。
国内株式 TOPIX(配当込)
国内債券 NOMURA‐BPI総合
先進国株式 MSCIコクサイ・インデックス(除日本、配当込)
先進国債券 FTSE世界国債インデックス(除日本)
新興国株式 MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込)
新興国債券 JPモルガンEMBIグローバル ディバーシファイド
ワールドリート S&PグローバルREIT指数(含日本、配当込)
コモディティ S&P GSCI商品指数(トータル・リターン)
報酬体系
水戸ファンドラップの場合、固定報酬のみのAタイプと固定報酬と成功報酬併用のBタイプの二つの報酬体系があります。

①Aタイプ(固定報酬のみ)
固定報酬は、四半期ごとに計算基準日の運用資産の時価評価額に基づき算出されます。

②Bタイプ(固定報酬+成功報酬)
固定報酬(報酬率はAタイプより低く設定)に加え、年1回の評価基準日の運用資産の時価評価額がハイ・ウォーター・マーク(HWM)を上回る額に対して、成功報酬を11.0%(税込)の報酬率で徴収させていただきます。(→ハイ・ウォーター・マーク)

固定報酬については長期保有割引制度があります。
当初運用開始日から「2年」および「5年」を経過した場合、経過した日の属する四半期の翌四半期以降、Aタイプ、Bタイプともにそれぞれ固定報酬について当初の「70%(30%割引)」および「50%(50%割引)」の料率を適用させていただきます。
詳細につきましては、契約書やサービス内容説明書等をご覧ください。
ポートフォリオ
保有資産全体を表す概念で、組み合わせた複数の資産クラスや銘柄の構成一覧のこと。
ボラティリティ
広義には価格変動の大きさと解釈され、一般にリスクの同義語とみなされます。過去の価格変動から求められるヒストリカル・ボラティリティと、市場で取引されるオプション価格から逆算されるインプライド・ボラティリティがあります。(→リスク)

【ま】

マネープール
水戸ファンドラップの選択オプションの1つで、投資一任契約を維持したまま、全資産を一時的に短期資金化することができるサービスです。お客さまの相場観により一旦リスクを回避したい場合や、利益を確定したい場合などに利便性があります。一契約期間中2回まで選択可能です。
マネー・リザーブ・ファンド
MRFをご参照ください。
無リスク資産
元本が保証された安全な資産。一般には現預金や短期金融商品などを指し、このレート(=無リスク金利)がパフォーマンス評価を行う際などに使われます。
目論見書
投資信託の商品内容説明書のこと。投信委託会社が作成し、証券会社からお客さまに交付されます。ファンド購入時にお客さまに必ず交付しなければならない交付目論見書と、お客さまから請求があった際に交付する請求目論見書があります。水戸ファンドラップにおいては、お客さまと同意書を交わし契約時のみの交付も選択できます。

【ら】

ラップ口座
ラップ(wrap)には包むという意味があり、ラップ口座とは証券会社などが投資家向けに資産運用の包括的サービスを行う口座のことです。投資家は証券会社と投資一任契約を結び、証券会社は投資家の運用目的、ニーズ、リスク許容度などに応じた資産運用及び口座管理を行います。ラップ口座は、他の証券取引を行うための口座とは別に開設する必要があります。

①ファンドラップ
投資一任契約に基づく個人投資家向け運用サービスの一種で、お客さまのリスク許容度や投資目的に合わせて、証券会社などが異なるタイプの複数の投資信託を選び、これらを組み合わせて運用を行います。

②SMA(Separately Managed Account)
投資一任契約に基づく個人投資家向けの資産運用サービスのこと。運用は口座ごとに個別に行われ、お客さまの投資目的やリスク許容度に応じて運用スタイルや運用商品の幅広い選択が可能です。多くは最低契約金額が1億円以上などと高額に設定されています。

リスク
一般的には危険の意味で使われますが、投資や資産運用の分野においてはリターンの不確実性(ブレ、変動の大きさ)のことを指します。標準偏差(σ:シグマ)で表され、この数値が大きいほどハイリスクと認識されます。
リスク許容度判定
水戸ファンドラップを検討されるお客さまへの投資提案書を作成するにあたり、お客さまに相応しい運用コースを選定するため、お客さまの投資スタンス、リスクに対する考え方など全13問からなる質問事項にお答えいただきます。
リターン
投資(資産運用)における成果で収益率のことを指します。
リバランス
ポートフォリオの資産配分比率を調整することをリバランスと言います。水戸ファンドラップのリバランスは、①投資環境の変化に応じて適宜行う(TAA)ほか、②時価変動により基本ポートフォリオの配分比率に一定の乖離が生じた場合アローワンス抵触時に行います。

①TAA変更時
一定の投資尺度・判断に基づいて、短期的な視点から資産配分を変更します。

②アローワンス抵触時
各アセットの配分比率が、時価変動等によりSAAで決定した資産配分比率の上下限にどれか1つでも達した場合、直前のTAA比率に戻す売買を行います。

流動性資金
個人金融資産のうち、何よりも安全に短期資金化できる資金のことです。
例:預貯金、MRFなど
ローリスク・ローリターン
投資における意味は、低いリターンを選好するならば高いリスクを負う必要はなく、リスクが低ければすなわちリターンのブレも小さくなる(=予期したリターンを得られる可能性が高くなる)ことになります。(→ハイリスク・ハイリターン)
ロスカット
損失の拡大を防ぐため、売却して損失を確定することです。水戸ファンドラップでは、「ロスカットあり」を選択されたお客さまの運用資産の時価評価額が、ロスカットポイント【投資額×(100%-ロスカット率)】に抵触した場合、保有ファンドを一旦全て売却し短期資金化します。ロスカット率は、積極型とやや積極型=30%、中立=20%、やや安定型と安定型=15%と運用コースごとに設定されています。ロスカットポイントに抵触した日の翌日の売却発注となるため、短期資金化した資産額がロスカットポイントを下回る場合もあります。